日本調教馬として史上初となるブ
リーダーズカップ制覇、海外G1年間3勝、エクリプス賞受賞という3つの偉業を達成し、今年1月、惜しまれつつ引退した
ラヴズオンリーユーが
エピファネイアの仔を身ごもったことが、本日開催されたDMMバヌーシーの祝賀会にて発表された。去る3月23日に種付けを行い、無事に受胎したことが確認された。
ラヴズオンリーユーは
父ディープインパクト、
母ラヴズオンリーミー、母の
父Storm Catという血統で、全兄に2016年
ドバイターフを制した
リアルスティールがいる。
2018年11月の新馬戦でデビュー後、無敗の4連勝で翌年の
オークスを制覇。のちにGI・4勝することになる
クロノジェネシスらを退け、同世代の頂点に立った。2021年には始動戦の
京都記念で勝利すると、
ドバイシーマクラシック3着を挟み、香港・クイーンエリザベス2世Cで海外G1初制覇。
札幌記念2着後に挑んだBCフィリー&メアターフでは、フラワーボウルS(米G1)含む重賞4連勝中だった
ウォーライクゴッデスや欧州でG1・5勝を挙げていたラブ、前年の覇者アウダーリャら並み居る世界の強豪を破り、日本生産馬として史上初めてブ
リーダーズカップを制覇。引退レースとして臨んだ
香港Cも見事に有終の美を飾り、海外G1・3勝という偉業を成し遂げた。また、これらの功績を称えられ、
JRA賞最優秀4歳以上牝馬だけでなくエクリプス賞最優秀芝牝馬にも選出された。
出産予定日は2023年2月23日とのこと。順調にいけば、来年の早春には6冠ベビー誕生の吉報が届くことになりそうだ。
【椎名竜大代表代行のコメント】
「無事に受胎してくれて安堵しています。クラブとしての喜びはもちろん大きいですが、初めて海外G1・3勝、ブ
リーダーズカップ制覇、エクリプス賞を受賞した日本馬として、会員の皆様、ファンの皆様からの期待と注目も感じていましたので、その点においても大変うれしく思っています。
聡明で優しい
ラヴズオンリーユーですので、お母さんとしてもとても優秀なのだろうと今から想像してしまいますが、まずはとにかく無事に、来年の出産を迎えてほしいと願っています」