先週の
桜花賞(GI)が終わり、今週は中山競馬場で牡馬クラシック第1弾・
皐月賞(GI)が行われます。
昨年は、
エフフォーリアがデビューから4連勝で制したレース。
サートゥルナーリア、
コントレイル、
エフフォーリアと近3年は無敗馬が制しており、今年出走する無敗馬3頭にも大きな注目が集まりそうです。
今年は無敗馬3頭に加え、
朝日杯FS(GI)、
ホープフルS(GI)の2歳GI勝ち馬もともに参戦。その全てが
皐月賞で初顔合わせになるという、近年まれにみる混戦模様となりそうです。
デビューから3連勝で
朝日杯FSを制した
ドウデュースはキー
ファーズの所有馬で、
武豊騎手とのコンビ。フランスのパリロンシャン競馬場で行われる
凱旋門賞(G1)への登録も済ませているとの事で、その走りに期待が高まります。
いま最も勢いがあるといっても過言ではない、
横山武史騎手とコンビを組むのは
キラーアビリティ。
ホープフルSを勝利している同馬ですが、こちらは直行で
皐月賞へと向かいます。
さらに、注目の無敗馬が3頭。1枠1番に入った
ダノンベルーガは
共同通信杯(GIII)を制しての参戦となりますが、こちらは現在リーディングトップの
川田将雅騎手が騎乗します。
昨年まで5年連続のリーディングジョッキーに輝いている
C.ルメール騎手も、無敗馬である
イクイノックスに騎乗。
ダノンベルーガとは両極端な大外18番枠に入り、両ジョッキーの手綱捌きも見物となりそうです。
もう1頭の無敗馬である
デシエルトは少し異例な成績で、ダート2連勝から芝の
若葉S(L)を勝利。その他にも、前哨戦の
弥生賞(GII)で
ドウデュースを破っている
アスクビクターモアなど、注目馬を挙げればキリがありません。
そんな大注目な一戦を、妙味重視のAIはどう予想するのか…。人工知能によって弾き出された、注目馬をご紹介します。
◆前走の敗戦が妙味を生む!?
今週の
皐月賞でAIが本命に抜擢したのは、
朝日杯FS勝ち馬・
ドウデュースでした。
こちらは前述した通り、デビューから無敗で
朝日杯FSを制覇。前走の
弥生賞で敗れたこともあり、世間的な評価は若干落ちている感じもあります。
ただ、敗れたとはいえ僅か「クビ」の差。しかも、スローペースのなか前で残られただけと考えれば、全く悲観する内容ではないでしょう。
もし仮に4連勝で
皐月賞に臨んでいればもっと人気になったはずで、昨年までの「無敗馬の
皐月賞制覇」がそれを助長していたはず。人気となりそうなだけに妙味がなさそうな
ドウデュースですが、以上を踏まえれば人気以上に妙味のある馬といえるのかもしれません。
鞍上の
武豊騎手は先週のニュージーランドT(GII)を
ジャングロで制覇しており、
桜花賞でも
ウォーターナビレラで2着と健闘。ジョッキー自身も好調を維持していますし、ここへ懸ける思いも大きいでしょう。
凱旋門賞の登録で、「日本の悲願達成」まで託される可能性のある馬。
皐月賞制覇が、通過点であることに期待したいところですね。
(netkeiba編集部)