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【POG】パーソナルハイ叩き3走目でチャンス十分(栗東発)

デイリースポーツ
  • 2022年04月16日(土) 10時58分
 競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、塩手智彦(栗東)と木村拓人(美浦)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。

 17日の皐月賞が終わると開催は中山→東京に変更。競馬の祭典・ダービー(5月29日・東京、芝2400m)やオークス(5月22日・東京、芝2400m)もそう遠くないところまで近づいてきている。

 24日にはオークストライアルのフローラS(東京、芝2000m)が行われる。引退した美浦・藤沢和厩舎から美浦・宮田厩舎に転厩したシャケトラの異父妹ラスール(牝)がルメール騎乗で注目を集めそうだが、関西馬も楽しみな馬がそろいそうな感じだ。

 中1週になるパーソナルハイ(牝、矢作)が参戦を表明してきた。前走は抽選をくぐり抜け、1勝馬の身で桜花賞に出走。中団から脚を伸ばして0秒2着6着とG1でも見せ場たっぷりのレースぶりだった。それも直線で他馬に寄られる不利があったもの。スムーズなもっと上位に来てもおかしくはなかった。今回が叩き3戦目と走り頃でもあり、チャンスは十分だ。

 フィリーズR4着のマイシンフォニー(牝、松永幹)は武豊で予定。デビューからの3戦は渋った馬場に泣かされたが、良馬場だった4戦目はセンスあふれるレースぶりで快勝。前走は初めての千四で勝負どころで外を回される形になったが、後方から脚を伸ばして見せ場十分。レース後、師は「今後は距離をもう少し延ばしていきたい」と話しており、広いコースの二千は歓迎。良馬場なら期待できる一頭だ。

 デビュー戦が圧巻の勝ちっぷりだったルージュスティリア(牝、藤原)は福永で予定。重賞初Vへ向けて、着々と調子を上げている様子だ。前走のチューリップ賞はスタートであおって後方からの競馬に。それでも勝ち馬ナミュールと同じ上がり3F33秒9の末脚で0秒6差の6着まで追い込んできた。田代助手は「ためが利いてラストにいい脚を使えたことは収穫だったと思う。跳びが大きいので、広いコースは歓迎。実績がある左回りに変わるのもプラスだと思うし、1回使って落ち着きも出てきた」と心身ともに大きな上積みを感じ取っている。発馬を決めて本来の走りができれば、重賞でもチャンスは十分だ。(馬三郎栗東支局・塩手)

提供:デイリースポーツ

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