「マイラーズC・G2」(24日、阪神)
兄と私は、見た目も性格も全く似ていないのだが、姉と私はよく似ていると言われる。そんなきょうだい話を
池添学師としていると、「ウチの家族は僕だけがデカいんです。一族では父の兄が大きくてガッチリしているんですけどね。何でかな?考えられるのは隔世遺伝か、それとも種が違うのか(笑)」なんていたずらっぽい顔をするので、「お兄さんとそっくりなそのお顔で、種違いはまずあり得ませんよ」って、しっかりツッコんでおきました。
さて本題へ。
エアファンディタが
洛陽Sを勝った後、
池添学師が「このお母さんは、種馬の良いところを引き出しますね」と話していた。確かに、兄
エアアルマス(
父マジェスティックウォリアー)はシアトルスルー系らしい
パワー型で、弟の
エアサージュと
エアアネモイ(ともに父ポイントオブエントリー)はロベルト系らしく、胴長でゆったりとした走りが特徴的。父の特性が子どもたちに色濃く伝わっている。
池添学師によると、母Nokazeは「小さいヒョロッとした牝馬で、さほど見栄えはしなかったようです」とのことだが、それでも「初子から立て続けに走る子を出してくれて。頭が下がる思いです」と子出しの良さに感謝。ちなみに、現2歳(父
ゴールデンセンツ)も既に入国しており「きょうだいの中では一番
バランスがいいみたい」と、POGの耳寄り情報を頂いた。
次男
エアファンディタは、05年に
マイルCSと
香港マイルを制した
ハットトリック産駒。SS系でもよりマイラー色が濃く、ヘイローの3×4クロスがしまいの爆発力を生んでいる。強烈な末脚を繰り出して好時計勝ちした前走からも、楽しみな重賞初挑戦だ。(デイリースポーツ・松浦孝司)
提供:デイリースポーツ