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皐月賞・G1」(17日、中山)
1番人気に支持された
ドウデュースは後方から進め、直線は大外へ。しかし、前半1000メートル通過は60秒2の平均ペース。
武豊が「結果的に後ろ過ぎたかな。大事に行こうと思ったけど、流れなかった」と悔やむように、上がり3F最速の末脚を使って前を追ったが、3着まで押し上げるのが精いっぱいだった。友道師は「もう少し流れてくれれば…。ただ、一番強い競馬をしてくれたと思っている」と振り返った。
それでも府中の頂上決戦に向け、確かな手応えはつかんだ様子だ。「勝ちたかったけど、ダービーに向けて頑張りたい」と主戦が巻き返しを誓えば、指揮官も「距離が問題ないのは分かったし、ダービーで巻き返します」と力強く前を向いた。競馬の祭典で、2歳王者が改めて世代最強の座を証明する。
提供:デイリースポーツ