今週は、春のGIシリーズも一休み。開催は中山から東京競馬場へと移り、東京&阪神&福島の3場開催となります。
重賞は3つ。まず土曜日に福島でGIII
福島牝馬S(芝1800m)、そして日曜日に東京でGII
フローラS(芝2000m)、阪神でGII
マイラーズC(芝1600m)が行われます。
毎週、重賞での激走馬をコンピュータ予想するこのコーナー。膨大なデータを駆使したnetkeibaオリジナルAIが、今週は
マイラーズCの狙い馬を探します。
月曜日時点での、
マイラーズC登録は15頭。6月初旬のGI
安田記念に向けた、マイラーたちの戦いが繰り広げられます。それでは、出走馬をチェックしていきましょう。
まず1番人気が予想されるのは、
カラテ(牡6・栗東・辻野厩舎)でしょう。今年はリステッド競走のマイル戦・
ニューイヤーSを勝ち、その後は
東京新聞杯3着、
中山記念2着と安定の走りを見せています。ここも好走してGI戦線へ向けて弾みをつけたいところでしょう。
4歳からは
ホウオウアマゾン(牡4・栗東・矢作厩舎)も人気になりそう。昨年
アーリントンCを優勝しましたが、その後は重賞で惜敗続き。ここで重賞2勝目を狙います。
さらには、前走で阪神マイル戦を勝利している2頭。
六甲S1着
エアロロノア(牡5・栗東・笹田厩舎)と
洛陽S1着
エアファンディタ(牡5・栗東・
池添学厩舎)も人気上位になりそう。他にも
ファルコニア(牡5・栗東・高野厩舎)、
レッドベルオーブ(牡4・栗東・藤原厩舎)などの有力馬が登録されています。
【GI谷間を狙い撃ち?】
予想はすべてAI任せ。枠順や当日の馬場状態予測が反映されていない現時点のものとなりますが、人間の気持ちが入らない分「まさか」と思えるような穴馬を選出することもあります。
今回、月曜日時点でコンピュータが選出した本命筆頭候補は、
ホウオウアマゾン(牡4・栗東・矢作厩舎)でした。
先ほども紹介したように、人気上位になりそうな1頭です。
同馬は
父キングカメハメハ、
母ヒカルアマランサス(母
父アグネスタキオン)という血統。成績は、これまで11戦3勝[3-3-1-4]です。
デビューは、20年6月の阪神芝1600m新馬戦。この際は2着と敗れましたが、2戦目の2歳未勝利戦は同舞台で勝ち上がっています。
さらに、続く
野路菊S(OP・中京・芝1600m)で連勝。4戦目には重賞の
デイリー杯2歳S(GII・阪神・芝1600m)でも、
レッドベルオーブに次ぐ2着と好走しています。
GIの
朝日杯FS(阪神・芝1600m)では9着に敗れますが、年明けの
アーリントンC(GIII・阪神・芝1600m)は1番人気での貫録勝ち。その後の勝利はありませんが、阪神コースに限定すると、これまで[2-3-1-2]という安定した成績を収めています。
馬券圏外となった2戦は、どちらもGI戦。とはいえ、昨年の
マイルCS(GI・阪神・芝1600m)では5着と掲示板を確保しており、GII以下の阪神マイル戦ならば
パーフェクト連対という実績を誇ります。
鞍上に予定されるのは、ここ4戦コンビを続けている
坂井瑠星騎手になりそう。乗り慣れた馬ですから、先行力を活かした騎乗で長所を存分に引き出してくれることでしょう。
あとは枠順やメンバー確定から、予想がどのように変化するのか…。週末のAI予想も、楽しみにお待ちください。
(netkeiba編集部)