メンバーの多くが1勝馬ということも珍しくないが、それでも昨年の
ユーバーレーベンをはじめ、
ウインマリリン、
モズカッチャン、
チェッキーノ、
デニムアンドルビー、
サンテミリオンなど、本番の
オークスで活躍する馬がしばしば輩出されている。
1.
桜花賞路線の延長ではない
過去10回で、前走でマイルを走っていた馬は[1-2-1-38]で複勝率9.5%のみ。対して、前走1800mだった馬は[5-5-7-57]で複勝率23.0%、前走2000mだった馬は[3-3-1-41]で複勝率14.8%。東京芝2000mはこの時期の牝馬にとってはタフな条件であり、一気の距離延長は通用し辛い。
2.前走上がりに注目
過去10回で、前走の上がり3ハロンが1位だった馬は[5-2-2-28]で複勝率24.3%、2位だった馬は[3-3-2-22]で複勝率26.7%なのに対し、3位は[0-1-0-22]で複勝率4.3%、4・5位は[2-0-1-29]で複勝率9.4%、6位以下の馬は[0-4-5-44]で複勝率17.0%。
3.凡走馬の巻き返しは少ない
昨年は前走5着以下だった馬がワンツーしたが、近年の傾向を見れば前走好走馬が連続好走する傾向にある。過去10回で、前走1〜3着馬は[8-7-6-79]で複勝率21.0%なのに対し、前走5着以下は[1-2-4-52]で複勝率11.9%。
ルージュエヴァイユはデビュー2戦僅差での勝利だが、いずれも非凡な末脚を発揮しており素質はかなり高い。広い東京替わりがプラスに働く可能性は高そうで、デビュー3連勝を期待したい。