「マイラーズC・G2」(24日、阪神)
充実期を迎えた
カラテが重賞2勝目を狙う。
東京新聞杯3着から中2週で臨んだ前走の
中山記念は2着。勝ち馬の派手なパフォーマンスの前に屈したが、上がり最速の脚で差を詰め力を示した。前管理者の
高橋祥泰調教師の定年引退により、今回が転厩初戦。新天地で即結果を残す。
新たに管理する辻野師は、「まだいろいろ手探りな部分はある。ただ、美浦では爪に不安があったけど、今は安定しているので大丈夫。体調も良さそうです」と状態面での手応えを口にする。1週前追い切りでは、転厩後初めて栗東CWで調整。僚馬2騎との3頭併せでビシッと追われると、しまいを鋭く伸ばして先着を決めた。
今回はキャリア初となる阪神コースでの戦いになるが、指揮官は「フットワークが大きくて、マイルより長くてもいいかと思えるぐらいだし、器用な感じはないので広いコースは合っている」と適性を感じ取る。輸送の問題がないのも安心材料と言える。
21年は大目標だった
安田記念で13着と大敗。予定していた
ダービー卿CTを挫石で回避するアク
シデントがあり、4カ月ぶりの実戦だったことが響いた。22年春の大舞台に万全の状態で臨むためにも、ここは勝利という形で弾みをつける。
提供:デイリースポーツ