昨年に続き、今年も5月1日(日)に阪神競馬場の芝3200mで行われる
天皇賞・春。ここに最有力馬として出走を予定している
ディープボンド(栗東・
大久保龍志厩舎)が今朝20日、レースに向けた1週前追い切りを行っている。
朝一番のCWで
和田竜二騎手が騎乗。
ペオースを4馬身ほど追走する形で向正面に入り、3コーナー手前では2馬身くらいのところまで差を詰めてくる。そして、4コーナーでは内、半馬身くらいのところまで迫り、最後の直線を迎える。
相手の手応えは楽だったので、並ぶまでに時間を要するかと思ったが、そんなことは全くない。ラスト1F標識付近ではきっちりと並んで、最後は追われて相手を突き放す伸び。ゴールでは3馬身以上は前に出ての先着のフィニッシュだった。
自動計測ではエラーだったようだが、私の手動計測で6F80.7〜5F66.2〜4F51.2〜3F37.2〜2F22.4〜1F11.0秒。この馬らしい、ゴール前での伸びといった感じ。前走時の1週前追い切りはCW6Fで80秒を切っていた(78.5秒)だけに、全体はやや遅い印象もあるが、その分ラストがいつも以上に鋭かった。
(取材・文:井内利彰)