24日(日)東京競馬場で行われるフローラステークス(GII)に出走予定のラスール(牝3、美浦・宮田厩舎)について、追い切り後の宮田敬介調教師のコメントは以下の通り。

(転厩してきたラスールについて、どんなイメージをお持ちでしたか？)
「1歳の募集カタログを見たときから良い馬だなと思っていましたし、実際うちの厩舎に来ると聞いたときは嬉しく思っていました」

(実際管理してみた印象は？)
「イメージ通り、非常に馬格もあって、品のある馬だと感じました」

(今朝の追い切りの内容は)
「先週同様にリズム良く走らせてもらって、併せにいく時の感じを見て、終いの調教の強度は決めてくれ、とジョッキーには伝えました。全体の時計も出ていましたし、帰ってきた時の息遣いも先週より上向いている感じでした。終い仕掛けた時の反応に少し鈍さを感じましたが、他の馬を気にするところがあるようです。ただ、実際併せにいってからは前に突き抜けるくらいの動きだったので、問題ないと思います」

(手綱を取った杉原騎手は？)
「距離的にも、今回2000メートルでトライする形になりますが、何とか我慢してくれるのでは、と話してくれました」

(デビューから3戦は、マイルを使ってきました)
「お父さんがキタサンブラックで、きょうだいにシャケトラもいますし、血統的な背景ではこなせるのかなと思いますが、2戦目のシンザン記念では少し揉まれて折り合いを欠くところがあったので、やはりそのあたりは実戦にいってみて、落ち着いて走れるのかは鍵になってくると思います」

(東京コースは2戦2勝ですが)
「とてもストライドを大きく走る馬なので、やはり広いコースは合っているのかなと思っています。品も良くて、大きなストライドで走る馬ですが、加速するとそのまま良い脚を長く使えるイメージは持っていますので、競馬でも実際そうなってくれると良いなと思っています」

(レースへの意気込みを)
「藤沢先生から預からせていただいて、とても期待値の高い馬だと思いますし、ここで少しでも良い結果を出して、ファンの皆さんや藤沢先生にも喜んでいただけるように、馬と一緒に頑張っていきたいと思います」

(取材：木和田篤)

ラジオNIKKEI