24日(日)東京競馬場で行われる
フローラステークス(GII)に出走予定の
ルージュエヴァイユ(牝3、美浦・黒岩厩舎)について、追い切り後の
黒岩陽一調教師のコメントは以下の通り。
(デビューから2連勝して
桜花賞の選択もあったと思いますが)
「12月のデビューで、成長の時期を考えてもゆっくりした方が良いタイプでしたし、使い出しも、
桜花賞を見据えてというよりも、もともと長い方が合っているかなと思いまして、結果に関わらず
桜花賞は目標にしないというプラン通りです」
(2戦2勝ですが、この馬の評価は?)
「体つきを見ても、まだ細くて頼りない部分がありましたし、調教でも、デビュー前にしっかりと本数をやってきまして、良い動きは見せてくれてはいましたが、体つきの頼りなさがあったので、実戦でどれだけ走れるのかな、という半信半疑の部分はありました。ただ、実戦にいって良い走りをしてくれましたし、乗ってくれた戸崎騎手もとても良い評価をしてくれたので、こちらが思っている以上の結果でした」
(前走後の調整は?)
「デイジー賞の後は、一旦山元トレセンで疲労回復を優先して、
フローラステークスは目標にはしていましたが、良い回復具合だったので、出走することになりました」
(今朝の追い切りの内容は)
「先週までにウッドチップでトレーニングは積んできましたので、今週に関しては、もう良いパフォーマンスはできる状態にあると判断して、坂路で併せ馬を行いました。あまり強い負荷を掛けない内容だったと思います。しっかり最後まで気持ちの乗った走りをしていましたし、今日の追い切りは無事に終えられたと思っています」
(東京コースは初めてになりますが)
「新馬勝ちした後に東京を使うことも考えていましたが、中山だけという訳でもありません。むしろ、中山で良く終い届いてくれたなと考えていますので、広い東京コース、左回りも問題ないと思います」
(1ハロン延びる距離については)
「この馬のストロングポイントは、競馬を経験してきても、かなり積極的にトレーニングを積んできても、気持ちが高ぶることがなく、非常に落ち着きがある点です。それが競馬にいっても操縦性の高さに繋がっています。操縦性の高さがあることで2000メートルも問題ないと考えていますし、今後
オークスを見据えていますが、それらの挑戦に関しても、精神面の強さが武器になると思っています」
(取材:木和田篤)
ラジオNIKKEI