◎24日(日)東京競馬場で行われる第57回
フローラS(GII)に出走を予定している
ルージュスティリア(牝3、藤原英)について、追い切り後の
藤原英昭調教師のコメントは以下の通り。
「(前走の
チューリップ賞は)長期休養明けでレースに向けての調整が難しかったです。ただ、能力を新馬戦から見せてくれていましたから、こと前走に関してはゲートが全てですね。最後の脚が良く、能力を改めて感じただけに残念に思いました。それを受けてすぐ、次の目標をここに設定しました。
一度使って、馬も軽くなっていますし、精神も落ち着いています。今回は距離も延びますし、そういう意味では(使った)上積みは大きいと思います。
(距離の変化には)対応出来ると思います。3歳牝馬にとって
桜花賞は目指すべきレースでしたからね。この馬に関しては1800m、2000mでも折り合いは問題ありません。この点に関しては不安はありません。
前走は終いをしっかり走りましたから、(中間は)疲れを取って脚元をしっかりチェックして、一週間しっかり見ました。そこから徐々にペースを上げて、予定通り順調にきています。
先週は騎手でしっかり時計を出し、状態を見て合格点でした。今日は攻めずに、馬の体調維持にポイントを置いて、坂路で単走でした。とても良い感じです。
(セールスポイントは)
ディープインパクト産駒としての切れとスピード、それに軽さです。総合的に(能力は)高いと厩舎としては思っています。
ただ、新潟には行ってますが、東京への輸送というところで、馬がどうナーバスになるかが気になるところではあります。
期待の大きな馬で、
桜花賞(出走)は叶わなかったのですが、
オークスを見据えています。同時に、今回のレースで勝ち負け出来ると思っています。それだけの状態にあります。皆さんの期待に応えられるよう頑張ります」
取材:檜川彰人
ラジオNIKKEI