「マイラーズC・G2」(24日、阪神)
東京新聞杯12着からの巻き返しを期す
ホウオウアマゾンが20日、栗東CWできっちり追走先着を果たした。強豪相手に好勝負を演じてきた実績からも、実力はあんなものではないはず。得意の舞台に戻り、本領発揮といきたい。
朝一番の栗東CW。鮮やかな栗毛の馬体を弾ませながら、
ホウオウアマゾンがゴールを目がけてグングン加速する。ラスト1Fで鞍上が軽く合図を送ると、先行する
ミスターホワイト(3歳未勝利)をきっちりととらえ、しまい重点に6F84秒5-37秒1-11秒3を記録。ゴール前で半馬身先着を果たした。
1週前に栗東CWで6F79秒0-36秒5-11秒5のハードトレ。直前にサッと流すのはいつものパターンだ。騎乗した坂井は「きょうはまだ息遣いや動きに重いところがありました。このひと追いで良くなれば」と辛口だが、担当の池田厩務員は「反応は良かったし、ラストの時計も出ていた。心配ないよ」と内容に合格点。長めから2本追われたことで、出走態勢は整うだろう。
前走の
東京新聞杯はまさかの12着惨敗。敗因について、同厩務員は「去年のNHKマイルC(9着)の時もそうだが、東京競馬場の馬房が合わないみたい。食べないわ、寝てくれないわでイライラしていた」と話す。
その点、今回は実績のある阪神が舞台。仕上げ人は「自分の馬房ではカイバもペロッと食べるからね。今度は当日輸送になるし、近場なら確実に走る」と自信の表情だ。前走からの巻き返しはもちろんのこと、「むしろ、次が問題」とニヤリ。再度の東上へ向けて、ホームでは負けられない。
提供:デイリースポーツ