「天皇賞(春)・G1」(5月1日、阪神)
阪神大賞典連覇を決めた
ディープボンドは20日、和田竜を背に栗東CWで併せ馬。先行させた
ペオース(5歳オープン)に直線で並び掛け、残り1F地点で追われてからが圧巻だった。一瞬にして併走馬を突き放し、豪快な伸びで3馬身差先着を決めた。
タイムはエラーによって表示されなかったが、和田竜は「馬が弾んでいたし、動きも申し分ない。すこぶる順調ですね。21年より追ってしっかり。トモがしっかりしたからね」と納得顔。大久保師も「文句なし。仕掛けてからの反応が良かった」と合格点を与えた。
凱旋門賞14着後、馬にたくましさが増し、帰国初戦の
有馬記念で2着。22年初戦の
阪神大賞典も力でねじ伏せるような勝ちっぷり。充実期に入ったと言っていい。「(コースは)去年経験しているし、特に課題らしい課題はない」と主戦はG1初制覇に向けて意気揚々だった。
提供:デイリースポーツ