「天皇賞(春)・G1」(5月1日、阪神)
テーオーロイヤルは21日、菱田を背に栗東CWで単走。ラストで力強く末脚を伸ばし、6F81秒9-36秒9-11秒1と抜群の切れ味を披露した。先週に続いて感触を確かめた鞍上は「1週前なのでしっかりと負荷をかけました。いい動きでしたね。しまいの1Fは乗っていた感覚以上の時計。息の入りも良かった。ケロッとしていました」と満足そうに振り返った。
21年5月の
青葉賞で0秒1差の4着に入り能力の高さを示したが、トモの緩さなど体質面に弱さを抱えていたため休養に入った。出世は遅れたものの、10月に復帰すると1勝クラスから4連勝の快進撃。前走の
ダイヤモンドSで重賞初Vを決めて、最高の勢いで初めてのG1に臨む。
「どんどん良くなっているし、常に僕の想像を上回るパフォーマンスを見せてくれる。心肺機能もすごいので、折り合い面の問題もない。操縦性の高さは阪神の3200メートルで大きな武器になると思う」と菱田は自信を隠さない。本格化した相棒に全幅の信頼を寄せている。
提供:デイリースポーツ