3月12日の阪神9Rで落馬負傷し、休養していた
松山弘平騎手(32)=栗東・フリー=が、23日の阪神2Rで復帰即Vを果たした。
騎乗したのは単勝3番人気の
ソクラテス。「きょうが初めてのダートでしたが、枠も良くて1番人気を見る形で競馬ができました。最後は少し芝だと甘くなるところもあったが、ダートだとしっかり差し切ってくれました」と振り返り、相棒の走りをたたえた。
自身の久しぶりの勝利については、「こんなにいい馬に乗せていただいて、ありがたい気持ちです。(落馬の時は)自分の愚かさもあって、たくさんの方にご迷惑をお掛けしました。(この世を去った)馬にも本当に何と言っていいか分からない、言葉が出ないですけど、助けてもらえたなと思いますし、きょうから競馬を乗せてもらうにあたって、その気持ちを絶対に忘れないでこれからも歩んでいきたいと思っています」と神妙な面持ち。
「復帰後こうして勝つことができてうれしく思いますし、本当に感謝しかないです」と言葉を振り絞った。
提供:デイリースポーツ