青葉賞組が
日本ダービーで連対した例は、12年2着の
フェノーメノが最後。同舞台で行われるレースではあるが、他の路線と比べて
トライアルとしての存在感は薄くなりつつある。
1.後半の脚を使えるか
過去10回で4角3番手以内から3着以内に好走したのは3頭だけ。また、過去10回の勝ち馬10頭のうち9頭は前走上がり2位以内の末脚を使っており、上位の末脚を使える馬が活躍傾向にある。
2.一気の距離延長は苦戦
過去10回で、前走1800m以下の距離を走っていた馬は[1-1-2-49]で連対率3.8%、複勝率7.5%。2400mは相応のスタミナが求められるため、一気の距離延長は中々通用しない。
3.前走条件戦組も軽視できない
近年の好走馬の前走レースを見ると、阪神芝2400mの
アザレア賞(1勝)や中京芝2200mの大
寒桜賞(1勝)、中山芝2200mの
山吹賞(1勝)の名前も多い。前走が条件戦だったとしても、スタミナが要求される条件で好走してきた馬はいきなり期待できる。
サンライズエースは前走の大
寒桜賞で2着。勝ち馬は強すぎたが、この馬もタフな馬場状態の中でしぶとく脚を使っており内容は上々だった。東京替わり、1ハロンの距離延長はプラスに働くと見て、ここも好走を期待する。