阪神JFと
桜花賞を制した
ソダシの活躍で、以前にも増してスポッ
トライトを浴びた白毛馬。その
ソダシより前にJRAの歴史に新たな1ページを刻んだのが
ハヤヤッコだ。
同馬は19年
レパードSを制し、白毛によるJRA重賞初制覇を達成。その後はダートを主戦場としていたが、目先を変える意味で芝の
日経賞に出走したところ、メンバー最速タイの上がり3F34秒6を記録して5着と見せ場をつくった。国枝師は「いい面が出てくれればと思って
日経賞に使ってみた。こちらが思っていた以上の走りをしてくれたよね」と振り返る。そこで今回のG1挑戦となった。
馬主、調教師、鞍上の存在が、実績以上の期待感を抱かせる。JRAの歴史をつくった同馬のオーナーは、数々の名馬を所有してきた金子真人ホールディングス(株)で、調教師は名伯楽の国枝師。そして騎乗するのは
天皇賞・春で前人未到とも言える8勝を挙げている
武豊だ。師も「金子オーナー、天皇賞男、白毛馬の組み合わせは絵になるよね」とうなずく。それぞれに何かをやってくれそうな雰囲気があり、何かが起こりそうな気もする。(デイリースポーツ・小林正明)
提供:デイリースポーツ