5月1日に阪神競馬場で行われる
天皇賞・春(4歳上・GI・芝3200m)。有力馬と見なされる
タイトルホルダー(牡4、美浦・
栗田徹厩舎)は8枠16番、
ディープボンド(牡5、栗東・
大久保龍志厩舎)は大外8枠18番に入った。
阪神芝3200mは、現コースでまだ3回しか使われていない。3000mは2周とも内回り、3200mは1周目外回り→2周目内回りという違いはあるが、ここでは2012年以降の、両コースを合わせた枠番別成績を紹介する(全16戦)。
※左から枠番 着度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
1枠 [3-0-2-13] 16.7 27.8 112 77
2枠 [1-1-4-12] 5.6 33.3 44 75
3枠 [1-2-3-13] 5.3 31.6 27 135
4枠 [0-3-2-16] 0.0 23.8 0 190
5枠 [1-1-1-19] 4.5 13.6 46 63
6枠 [2-5-2-17] 7.7 34.6 50 85
7枠 [3-1-2-25] 9.7 19.4 12 45
8枠 [5-3-0-26] 14.7 23.5 47 37
これまで
天皇賞・春が行われてきた京都芝3200mでは不利と見られる8枠だが、阪神長距離では勝数・連対数は首位、勝率は2位という成績を収めている。昨年の
松籟S(阪神・芝3200m・14頭立て)では、8枠13番の
ディアスティマが勝利を収めた。好走馬は人気馬が中心で回収率は振るわないが、阪神長距離の単勝回収率は全体で40%。全体として堅い傾向にある。
阪神長距離全体の実績からは外枠恐るるに足らず、というところだが、果たして
タイトルホルダー・
ディープボンドの“2強”は、実績や前評判どおりの好走を見せることができるか。