「NHKマイルC・G1」(8日、東京)
多彩な顔触れがそろった3歳マイル王決定戦。昨年末の朝日杯FS2着から直行する
セリフォスが主役を務める。年明けに放牧先で左前脚を軽く捻挫したものの、すぐに乗り込みを再開できたように大きな影響はなさそう。ぶっつけ本番となったが、栗東CWでの1週前追い切りでは6F81秒7-36秒7-10秒8をマーク。「レベルの高い動きをしている」と、新コンビを組む福永をうならせる走りを披露した。この後は
安田記念(6月5日・東京)を予定しているだけに、勝って弾みをつけたい。
共同通信杯で7着に敗れた
ダノンスコーピオンだが、
アーリントンC制覇で巻き返しに成功。安田隆師も「現状ではマイルがあっていますね」とうなずく。1週前は4月30日の栗東坂路で4F56秒2-40秒4-12秒2。中2週と間隔が詰まっているため、しまい重点にとどめたが、しっかりと好調をキープできている。
ニュージーランドTを逃げ切り、破竹の3連勝を飾った
ジャングロも上位の一角だ。オーナーは「ウマ娘」でおなじみのサイバーエージェント社長・藤田晋氏。
武豊を背に、府中でも華麗な逃走劇を見せるか。
弥生賞ディープ記念5着の
インダストリアは、1戦1勝のマイルに戻って反撃をもくろむ。初コンビを組むレーンの手腕にも興味津々だ。
他では
シンザン記念の覇者
マテンロウオリオンや、骨折明けの
アーリントンC3着で地力上位を示した
キングエルメス、
ファルコンSを制した
プルパレイ、そして昨年の
デイリー杯2歳S2着の
ソネットフレーズなどもチャンスをうかがう。
提供:デイリースポーツ