約3ヶ月に及ぶ
ロングランだった阪神開催、そして順延となっていた福島開催が先週で終わり、今週からは中京と新潟が開始。5月は「東京・中京・新潟」での3場開催で競馬が行われます。春のGIシリーズも、ここから5週連続の東京競馬場ステージへ。目にも眩しい新緑のなかでのレースが繰り広げられます。まずは3歳のマイル頂上戦GI・
NHKマイルC(東京芝1600m)からスタートです。
毎週重賞での激走馬をコンピュータ予想するこのコーナー。膨大なデータを駆使したnetkeibaオリジナルAIが、
NHKマイルCでの狙い馬を探します。月曜日現時点での登録馬は21頭。今年もフルゲート18頭立てになりそうです。
それでは人気上位になりそうな馬をチェックしていきましょう。
まずは
朝日杯FS2着以来約4ヶ月半ぶりとなる
セリフォス(牡3・栗東・中内田厩舎)。デビューからこれまですべて芝マイル戦を使って4戦3勝。前走GIこそ2着ですが、すでに重賞タイトルを2つ持つ世代屈指の実力馬です。前走GIII
アーリントンCを勝って3勝目をあげている
ダノンスコーピオン(牡3・栗東・安田隆厩舎)。そして鞍上にレーン騎手を配してきそうな
ジュニアCの1着馬
インダストリア(牡3・美浦・宮田厩舎)。さらには前走GIIの
NZTで1着の
ジャングロ(牡3・栗東・森厩舎)。前走
NZTで2着には負けたものの
シンザン記念では1着している
マテンロウオリオン(牡3・栗東・昆厩舎)。前走
ファルコンS1着の
プルパレイ(牡3・栗東・須貝厩舎)。ほかにも重賞で好走していた豪華メンバーが集合します。
【AIは人気中位で妙味ある馬を指名?】
予想はすべてAI任せ。枠順や当日の馬場状態予測を反映されていない現時点のものとなりますが、人間の気持ちが入らない分「まさか」と思えるような◎穴馬を選出することもあります。
今回、月曜日時点でAIが選出した本命筆頭候補は、
キングエルメス(牡3・栗東・矢作厩舎)でした! 人気はおそらく中位になりそうな1頭。馬券的な妙味はありそうです。
同馬は父
ロードカナロア、母は
函館2歳Sを勝っている
ステラリード(母
父スペシャルウィーク)という血統。兄には
クローバー賞を勝っている
カイザーノヴァがいます。
成績はこれまで4戦2勝【2・0・1・1】。デビューは昨年夏の札幌・新馬戦芝1200mを2番人気で1着。そのとき負けた馬たちは、その後ほとんどが未勝利戦を勝ち上がっているのでレベルの高い一戦といえます。2戦目は同じ札幌での
クローバー賞(札幌芝1500m)で1番人気に支持されながら5着。このとき勝っていたのは
ラブリイユアアイズでした。
3走目が11月のGII
京王杯2歳S(東京芝1400m)。このときは14頭中8番人気という低評価でしたが、反応良くゲートを出て2番手で先行、抜け出しての1着。2着の
トウシンマカオには1馬身4分の1の差をつけました。そして前走は5ヶ月半の休養明けとなったGIII
アーリントンC(阪神芝1600m)で4番人気での3着となっています。このときの上位2頭
ダノンスコーピオンと
タイセイディバインも
NHKマイルCの登録があります。それでも勝馬との差はわずか0.2秒。大きな差はないはずです。鞍上はデビュー以来ずっと乗り続けている坂井琉星騎手を予定しています。
あとは出走メンバー・鞍上・枠順など、確定後のコンピュータ予想がどうなるのか。週末の最終AI予想も是非お楽しみに!
(netkeiba編集部)