「NHKマイルC・G1」(8日、東京)
いざ、リベンジの時-。
朝日杯FS2着の
セリフォスが、3歳マイル王の座を狙う。
21年6月のデビュー戦Vから新潟2歳S、
デイリー杯2歳Sを連勝。いずれもねじ伏せるような圧倒的な勝ちっぷりで、世代トップクラスの能力を見せつけた。続くG1は1番人気に推されながらも半馬身差の2着に敗れて連勝はストップ。とはいえ、勝ち馬はダービーでも有力視されている
ドウデュース。負けたとはいえ、改めて地力の高さを示した。
なかなか万全の態勢が整わず、今回は4カ月半ぶりのぶっつけ本番。
ステップレースを使えずレース勘にやや不安を残すが、その分大きな成長が見込める。福永助手は「馬体の見た目や体重はそれほど変わっていなくても、普段の雰囲気を見ると、精神的には少し大人になったかなと思います」とメンタル面での進化ぶりを強調する。
1週前追い切りでコンタクトを取った新コンビの福永も「とてもいい馬。レベルの高い動きをしていた」と、さすがの背中に舌を巻いた。「
ダイワメジャー産駒だけど、イメージより軽かった。マイルでも左回りでも結果を出していますからね」とかなりの手応えをつかんだ様子だ。
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安田記念(6月5日・東京)に参戦することが既に発表されている。歴戦の古馬マイラーと張り合うためにも、3歳馬同士のここでは負けられない。
提供:デイリースポーツ