「
京都新聞杯・G2」(7日、中京)
遅れてきた大物だ。無傷2連勝中の
キタサンブラック産駒
ブラックブロッサムが、中京から新緑の府中へと華麗に飛び立つ。
中京芝二千の新馬戦を危なげなく快勝すると、強烈な衝撃を与えたのは2戦目の大
寒桜賞。3番手追走から直線で早々と先頭に立ち、後続を寄せつけず8馬身差の大楽勝。重馬場を考えれば、2分14秒1の勝ち時計もかなり優秀と言える。
無傷2連勝の結果に、斉藤崇師は「能力は高く、体もいい。前走はこちらが思っていた通り、もしくはそれ以上の内容で言うことなし。強かった」とべた褒め。続けて「ここで結果が出るようならダービー(29日・東京)も考えられる。気持ちと体の
バランスがかみ合っていない部分があり、少し気になるところはあるけど、しっかりと結果を出してほしい」と今回の一戦を試金石と位置付けた。
本番まで中2週ながら00年
アグネスフライト、13年
キズナ、19年
ロジャーバローズと3頭のダービー馬を輩出している“東上最終便”。22年も目が離せない戦いになりそうだ。
提供:デイリースポーツ