5月8日(日)に東京競馬場で行われるNHKマイルカップ(GI)に出走予定のフォラブリューテ(牝3、美浦・宮田敬介厩舎)について、追い切り後の宮田敬介調教師のコメントは以下の通り。

(前走桜花賞を振り返って)
「スタートで後手を踏んでしまったことと、レースの流れ、馬場的にも内の馬、前の馬有利の形になってしまって、まだその不利な条件を打破出来るほどには、パワーが付ききっていないのかなと思います」

(中間の調整は？)
「中3週ですが短期放牧を挟んで、帰ってきてからもとても落ち着いた状態で、体も増えて帰ってきました。メンタル面、肉体面を見て、これならもう一歩踏み込んで調整できるなと考えまして、今週久しぶりに併せ馬で追い切りました。ここまで順調にきています」

(今朝の追い切りは)
「3頭で併せ馬の追い切りでした。以前ですと併せ馬をすると前半から力んでしまい、無駄も多いところがありましたが、今朝は非常にリズム良く走っていましたし、あとは併せにいった感じを見て、終いの強弱を決めてくれとジョッキーには伝えました。その点も問題なく加速出来ていましたし、乗り役も満足してくれたようです」

(レースの理想的な位置取り、展開は？)
「あまり後ろからだと、きついかなという思いもありますが、やはりゲート練習をしていると少しソワソワするところもあるので、出来る限りレースまで工夫して、しっかり駐立して、もう少し上手にスタートが決まってくれると良いなと思っています。今朝の追い切りには大野騎手が騎乗しましたが、当日の騎手は未定です」

(厩舎としてGI挑戦3戦目になりますが)
「まだ開業して3年目で、正直去年の初めてのダービーの時は、今思えばとても緊張していたと思います。その後いろいろと経験を積ませてもらい、調教師としては特に緊張することなくここまで来れています。何とか馬に頑張ってもらって、良い結果が出てくれると嬉しいですね」

(取材：木和田篤)

ラジオNIKKEI