「NHKマイルC・G1」(8日、東京)
池添謙一騎手(42)=栗東・フリー=が、
ステルナティーアとのコンビで史上4人目の3歳限定G1完全制覇に挑む。相棒からは既に好感触をつかんでおり、先週の
青葉賞を
プラダリアで、週中の兵庫CSを
ブリッツファングで制すなど、ここにきて自身のリズムも上昇中。ここで記録達成といきたいところだ。
武豊、ルメール、福永に次ぐ史上4人目の3歳限定G1完全制覇が懸かる池添が、今週末に向けて意気込みを口にした。「毎年この時期になると言われるんですよ。今年もチャンスを頂いたし、早く達成したいですね」。21年は7番人気
ソングラインで挑むも、勝利に手を掛けた瞬間、
シュネルマイスターに鼻差かわされて2着。ここで雪辱といきたいところだ。
コンビを組むのは
ステルナティーア。今週、美浦トレセンで初コンタクトを取った。「もう少し力むかと思ったけど、行きっぷりが良かったし、
リラックスして走れていた。操縦性も良くて、いい形で追い切りができました」と好感触を得たようだ。先週の
青葉賞は、実弟・学師が管理する
プラダリアでV。見事ダービーの優先出走権をゲットした。水曜に美浦から園田へ向かった兵庫CSは
ブリッツファングで快勝。自身のリズムも急上昇している。
次週ヴィクトリアMには
ソングラインがスタンバイ。こちらは
武豊、
蛯名正義(引退)、ルメールに次ぐ牝馬限定G1完全制覇が懸かるが、まずは今週に集中だ。「理想は内でジッと脚をためられれば。しまいを生かせられればチャンスがあっていい」。大舞台でこそ燃えるベテランから目が離せない。
提供:デイリースポーツ