今週から、東京競馬場で5週連続のGI開催。その第1弾として、今週はNHKマイルC(GI)が行われます。

　昨年は、2番人気のシュネルマイスターが勝利しましたが、2着には7番人気のソングラインが入線。先週の天皇賞・春(GI)は堅い決着となりましたが、今週は一筋縄ではいかないかもしれません。

　まず人気となりそうなのが、昨年の朝日杯FS(GI)2着馬・セリフォス。こちらはデビューから3連勝を飾り、続く朝日杯FSの後はここを目標にジックリと乗り込まれてきました。皐月賞には目もくれずにNHKマイルC参戦を表明しており、ここに懸ける本気度は高そうです。

　かなりの混戦模様で、前哨戦のアーリントンC(GIII)を制したダノンスコーピオンも有力馬の1頭。ニュージーランドT(GII)を制したジャングロほか、別路線でも弥生賞敗戦からインダストリアなどが注目を集めそうです。

　その他にも、マテンロウオリオン、キングエルメス、プルパレイなど…。そんな大混戦の一戦を、妙味重視のAIはどう予想するのか…。人工知能によって弾き出された、注目馬をご紹介します。

◆実績上位も人気落ち!?

　今週のNHKマイルCでAIが本命に抜擢したのは、人気馬の1頭となりそうなダノンスコーピオンでした。

　こちらはデビューから2連勝で萩S(L)を優勝。昨年の朝日杯FSでも3着と、今回1番人気が予想されるセリフォスと互角の勝負をしています。

　続く共同通信杯(GIII・芝1800m)では7着と惨敗を喫していますが、これまでマイルでは3戦2勝。1敗は3着となった朝日杯FSで、マイルでは安定した走りを見せています。

　朝日杯の走りからはセリフォスと同等の評価になっても良さそうですが、2走前の敗戦からか人気はある程度落ち着きそうな様子。AIはそんな部分を妙味ありと見たのかもしれませんね。

　GIでの3着という実績は、このメンバーでも上位。普通に回ってくれば、勝利する可能性も十分にあるのではないでしょうか。

(netkeiba編集部)