「NHKマイルC・G1」(8日、東京)
無欲の追い込みが波乱を呼んだ。18頭立てでしんがり18番人気の
カワキタレブリーが3着に大激走。伸び上がる格好でゲートを出たため、序盤で1馬身の遅れをとったものの、作戦を切り替えて15番手で脚をためる。直線で外に持ち出すと、メンバー2位タイとなる上がり3F33秒8の末脚で豪快に追い込んだ。
初コンビで波乱を演出した菅原明は「出遅れてしまったけど、焦らず競馬しようとじっくり運びました。いつもは前に行く馬ですが、ためる形でも最後はいい脚を使ってくれましたね」とパートナーの快走をたたえた。自身5度目のG1騎乗で初の馬券圏内。21歳の関東の若きホープは「頑張ってくれたし、収穫のある一戦でした」と満足げに振り返っていた。
提供:デイリースポーツ