5月29日に東京競馬場で行われる
日本ダービー(3歳牡牝・GI・芝2400m)。昨年の
ホープフルS覇者
キラーアビリティ(牡3、栗東・
斉藤崇史厩舎)が、世代王者決定戦の舞台で巻き返しを図る。
キラーアビリティは
父ディープインパクト、
母キラーグレイシス、母の
父Congareeという血統。通算成績は5戦2勝(うちGI・1勝)。母は米G1・スターレットSを制している。
昨年6月に阪神競馬場で行われた2歳新馬戦でデビュー。2戦目の未勝利戦で小倉芝2000mの2歳レコードを1.7秒塗り替える時計で快勝し、続く萩S(L)では後の
NHKマイルカップ覇者
ダノンスコーピオンとクビ差の2着。2歳GI・
ホープフルSへと歩みを進めると、2着馬
ジャスティンパレスに1.1/2馬身差をつけてGIウィナーとなった。
ホープフルS制覇時の時計はGI昇格後のレースレコード。直行ローテで参戦した
皐月賞ではゲートで後手を踏んでしまい思うような競馬ができなかったが、これまで二度もレコードを計時しているとおり絶対的なスピード能力は高い。府中芝2400mの大舞台で二度目のGI戴冠となるか、要注目である。