5月22日(日)に東京芝2400mで行われる
オークス。前走
忘れな草賞を勝ち、ここへ特別登録している
アートハウス(栗東・
中内田充正厩舎)が、レースに向けた1週前追い切りを行っている。
朝一番のCWで
川田将雅騎手が騎乗。
フェアレストアイルとともに馬場へ入り、3馬身ほど後ろから追走。そのフットワークは実に力強くて、歩を進めるごとに迫力十分といった走り。3コーナーでは1馬身ちょっとまで詰めたところで、4コーナーから最後の直線に向かう。
直線は内から並びかけていくが、その加速が実にスムーズ。そして、並んだと思った瞬間に、もう相手を突き放している瞬発力。道中で見せる、大きめのフットワークからは想像し難い俊敏性を見せて、あっさりと先着した。
時計は6F82.0〜5F66.7〜4F52.1〜3F36.9〜2F22.5〜1F10.9秒。余裕ある手応えで最後の直線22.5秒は文句なし。そりゃあ、相手も突き放されるだろうなというラップだけに、自身の状態が本当に素晴らしいことを示しているのではないだろうか。
(取材・文:井内利彰)