昨年の
秋華賞を制した
アカイトリノムスメ(牝4歳、美浦・国枝)が12日付で競走馬登録を抹消した。通算8戦4勝(うちG1・1勝を含む重賞2勝)、獲得賞金2億2268万円。今後は繁殖馬となる(けい養先は未定)。
同馬は
父ディープインパクト、
母アパパネという牡牝3冠馬を両親に持つ超良血として注目を集め、20年8月に新潟でデビュー(7着)。10月の未勝利戦Vを皮切りに3連勝で翌年の
デイリー杯クイーンCを制した。クラシックは
桜花賞4着、
オークス2着に終わったが、牝馬3冠戦ラストとなる
秋華賞で勝利。G1初タイトルを手にした。
今年初戦の阪神牝馬Sで馬場入場時に右後肢ハ行となり競走除外に。その後、右第3趾骨の骨折が判明し、休養に入っていた。
管理した国枝師は「(自ら管理した)
アパパネの子で個人的にも思い入れのあった馬で、G1も勝ってくれました。これからと期待していただけに、引退は残念ですが、繁殖牝馬としてすごくいいモノがあるので、いい子どもを出してくれることを期待しています」とコメントを寄せた。
提供:デイリースポーツ