「
日本ダービー・G1」(29日、東京)
皐月賞4着の
ダノンベルーガは12日、美浦Wで単走追い。タイムは計時不能になったが、馬場の真ん中を馬なりながら、軽快なフットワークで駆け抜けた。動きを見届けた堀師は「単走でリズム優先の追い切りでしたが、後肢の緩さは残るものの、体の左右の
バランスと息遣いは良く、2週前とすれば上首尾です」と好感触。厩舎のGPS計測では、5F66秒6-37秒4-11秒8だったと付け加えた。
前走は最内枠から馬場の荒れたところを通る不利がありながら、最後までしぶとく食い下がった。初黒星を喫したが、不安視されていた右回りでもしっかりと走り切り、次につながる内容だった。トレーナーは「体の戻りは
共同通信杯の時より早く、カイバも完食しています。しっかりと疲れを取って、3週前からやり始めました。慎重に立ち上げてきたので、段階を踏んで仕上げています」と順調な調整過程を強調する。2戦2勝の東京に舞台が変わるのは大きなプラス材料。巻き返しへ向けて、徐々にピッチを上げていく。
提供:デイリースポーツ