15日の東京競馬7R(4歳上1勝クラス)で、今年3月に開業した
蛯名正義調教師(53)=美浦=の管理馬
ダイナストーンに同期の
武豊騎手(53)=栗東・フリー=が騎乗してV。3着に敗れた前走と同様に逃げの手を打ち、今度は後続の追い上げをしのいで勝利をモノにした。
ゴール後は右手でG1さながらの
ガッツポーズを繰り出した
武豊は、「プラン通りでした。ギリギリだったけど、ゴールした瞬間は平場のレースとは思えない、すごい拍手が聞こえてきて、僕自身もうれしかったです」と笑顔を見せた。3着に敗れた前走から巻き返して、待望の同期タッグVを達成。「前回負けたけど、クビにされなかったので、いい調教師だなと思いました(笑)。今後もまた一緒に写真を撮れるといいですね」とトレーナーと
グータッチをかわした。
蛯名正師も「ユタカが1勝クラスで
ガッツポーズしたのは見たことない。うれしかったですね。うまく誘導してくれた」と目を細める。「騎手の時は一緒に喜ぶことはできなかったけど、調教師になったからこそだよね。これからもお互いに頑張って、一緒に勝てるようになれたら」とにこやかな表情で話していた。
提供:デイリースポーツ