「
オークス・G1」(22日、東京)
10年
アパパネ、18年
アーモンドアイで2度制覇している
国枝栄調教師(67)=美浦=が、自身3勝目を狙ってTR覇者
エリカヴィータと2歳女王
サークルオブライフの2頭を送り出す。
桜花賞馬として受けて立つ立場だった先輩2騎とは違い、
チャレンジャーとして臨む大一番。“牝馬の国枝”が本領発揮で頂点獲りを狙う。
2歳女王だけではない。国枝師が
オークスに送り込むもう一本の矢は、前哨戦のフ
ローラSを制した
エリカヴィータ。正攻法の競馬から重賞初Vを飾り、東京コースは2戦負けなしと、まだまだ未知なる魅力を秘める素質馬だ。今回は中3週での大一番となるが、国枝師は「前走の反動はない。むしろ上積みを見込めるよ」と、さらなる状態アップに自信をのぞかせる。東京2400メートルの舞台も「府中はしまいにいい脚を使ってくれるし、距離が延びるのもいいね」と歓迎ムードだ。
勝負の一戦へ向けて、現役最多タイとなる樫3勝ジョッキー・福永を新鞍上に迎える。05年
シーザリオこそ1番人気だったが、04年
ダイワエルシエーロが6番人気、07年
ローブデコルテも5番人気と伏兵を勝利に導いた頼もしいパートナー。“牝馬の国枝”と“
オークス男”が、満を持してのJRA・G1初タッグ。大きな化学反応が起こっても不思議はない。
提供:デイリースポーツ