JRAは17日、2020年
アンタレスSに優勝した
ウェスタールンド(セ10、栗東・
佐々木晶三厩舎)が、本日付で競走馬登録を抹消したことを発表した。
ウェスタールンドは
父ネオユニヴァース、
母ユーアンミー、母の
父Marquetryという血統。
2014年8月の札幌・2歳新馬でデビューしたものの、詰めの甘いレースを繰り返し、初勝利を挙げたのは翌年3月の未勝利戦だった。以降もなかなかスムーズに勝ち上がることはできず、自己条件を連勝し、ようやくオープン入りしたのは6歳夏のことだった。
そして、重賞初挑戦となった2018年の
シリウスSで7番人気2着と気を吐くと、
武蔵野S7着を挟んだ後、チャンピオンズCでも8番人気で2着と、ようやく本格化を印象付けた。その後はダート重賞を中心に出走。2020年の
アンタレスSを制し、8歳にして重賞初制覇を成し遂げた。
以降、善戦はするもののなかなか勝ち切れず、今年4月の
アンタレスS7着を最後に競走馬登録を抹消、乗馬へと転用されることになった。
通算成績は39戦6勝。獲得賞金は2億7361万5000円。今後は乗馬となる予定だが、けい養先は未定となっている。
(
JRAの公式ホームページより)