東西の注目厩舎の素質馬を紹介する2歳馬情報『厩舎編』。今回は安田隆厩舎の精鋭を紹介する。
◇安田隆厩舎
クラシック制覇こそないが、期間内の勝ち上がり率の高い安田隆厩舎。22年も要チェックだ。
かつて手掛けた
ロードカナロア産駒に期待が膨らむ。半兄に
ホープフルS覇者
ダノンザキッドを持つ
エピックラヴ20(牡)は、兄と同じで(株)ダ
ノックス所有。21年1歳セレクトセールにおいて2億4000万円(税抜き)で落札された。「兄によく似て、いい馬です。夏過ぎからゆっくり行こうという話ですね」と安田隆師。じっくりと態勢を整えていく構えだ。
ダノンプレジャー(牡、
母スピニングワイルドキャット)は、全兄に短距離王
ダノンスマッシュを持つ良血馬。既に栗東へ入厩済みで、「雰囲気は似ています。牡馬でしっかりしているし、馬っぷりはいいですよ」と走りそうな気配が漂っている。
ハーツクライ産駒の
ガルムキャット(牡、
母パスオブドリームズ)は、19年
阪神JF3着など、早期から活躍した
クラヴァシュドールの全弟。「馬っぷりがすごくいいです。1歳の秋から馬体の良さが抜けていました。距離のある条件でも」とクラシックを意識する。同じハーツ産駒の
ハイアーレルム(牝、
母インナーレルム)の評価も高く、「うちにいた兄(
ギルティブラック)は薄かったけど、牝馬でもガッチリしていて雰囲気がいい。いい馬だと思います」と、牝馬のエース格と言っても過言ではなさそうだ。
提供:デイリースポーツ