2021年の
阪神牝馬Sを優勝した
デゼル(牝5、栗東・
友道康夫厩舎)が、引退することとなった。左前肢の浅屈腱炎が確認され、範囲が広く競走馬としての復帰が極めて困難と診断されたため。
デゼルは
父ディープインパクト、
母アヴニールセルタン、母の父
Le Havreという血統。
2020年3月に阪神競馬場の3歳未勝利戦でデビューし勝利。4歳で迎えた2戦目に3勝クラスを勝ち上がると、続く
阪神牝馬Sを1番人気に応え勝利。その後は思うような走りができていなかったが、今年に入り
愛知杯、
阪神牝馬Sを連続して3着に入り、復活の兆しを見せていた。通算成績は13戦4勝。