短距離路線の番組を充実させるために18年に新設された重賞で、今年からGIIIに格付けされた。以前も芝1200mの3歳オープン特別として同じ名前で行われており、11年には
ロードカナロアが制した歴史がある。オープン時代も含めた成績も踏まえながら傾向を探っていきたい。
1.牝馬が強い
オープン時代も含めた過去10回で、牝馬の成績は[7-7-3-51]で連対率20.6%、複勝率25.0%。回収率は単複共に100%を超えている。重賞昇格後も4回中3回で牝馬が勝利し、昨年に関していえば牝馬の上位独占だった。
2.前走重賞組は過信禁物
重賞昇格後の4回で、前走オープン・リステッド組は[2-2-1-20]で複勝率20.0%、前走1勝クラス組は[1-1-1-13]で複勝率18.8%なのに対し、前走重賞組は[1-2-1-19]で複勝率17.4%とあまり目立たない。前走重賞組は人気するケースも多いため、期待値としては低くなる。
3.逃げ・先行馬に注目
コース改修以降に行われた中京芝1200mの3歳限定戦(新馬除く)の成績を4角位置取り別で見てみると、4角2番手以内の馬は連対率31.2%なのに対し、4角5番手以下の馬は連対率7.3%しかない。昨年のこのレースも、13番人気だった
レイハリアが4角2番手から押し切って波乱を演出した。
ブレスレスリーは二の脚が速く、スッと好位に付けられる強みがある。前走の1勝クラスではハイペースの展開を3番手追走から押し切ったように着実に力を付けてきており、重賞に入っても差はないだろう。