◎29日(日)東京競馬場で行われる第89回東京優駿(
日本ダービー)(GI)に出走を予定している
ピースオブエイト(牡3、
奥村豊)について追い切り後の
奥村豊調教師のコメントは以下の通り。
・(前走の
毎日杯は)騎手と事前に話をして、馬場状態も考えて前の位置からの競馬かな、という話はしていました。逃げてもしっかり自分のリズムで最後まで走り切れて、良い内容だったと思います。まだキャリア3戦ですが、全て違う形で競馬をして結果を出していることで、脚質の幅が広くなっていることを感じます。
・(中間の調整は)休養明けの連戦でどれぐらい疲れが出て、リカバリーにどれだけ時間がかかるかという点がポイントでしたが、そこをノーザン
ファームしがらきでチェックしてもらいました。思いの外、疲労回復も早く体調も上がってきたので、ダービーを目標にここまでやってきました。
・(
藤岡佑介騎手の乗った1週前追い切りは)
毎日杯の当該週も、追い切りに乗ってもらいましたが、その時との違いを確認するのが一番でした。動き、時計に問題はありませんでしたが前の馬に取り付く脚というのが
毎日杯の当該週の方が良かったかな、という
ジャッジをもらいました。
・(
藤岡佑介騎手の乗った最終追い切りは)1週前追い切りからどう変わったかを意識して乗ってもらい、その反応を見て、メニューを組み立てるようオーダーしました。先週と比較してもシャープで一段階(上がった)いい動きになっている、ということでしたし充分仕上がっているという評価でした。前走からしっかり間隔があり、疲れも取れています。消耗もしていませんし非常にフレッシュな状態で、大一番を迎えられると思います。
・(距離については)同世代の未知の距離でのレースですから、落ち着いて競馬ができることが一番のポイントだと思っています。その点を、スタッフとともに話し合ってきました。まだまだ日曜日まで、準備出来ることはあると思います。
・(成長面や変化したところは)2歳で新馬戦を使った頃は、まだ体も緩く(本格化は)まだまだ先かなと、思っていました。そういった中、成長を促しながらここまでやってきました。今でも子供っぽい仕草はあり、成長途上という感覚はありますが、その中で成績を残しています。ポテンシャルが高い馬と感じています。
・(今回は多頭数のレースです。)未知ですが、普段の調教から他馬とやっていますので、いつものメンタルなら大丈夫だと思います。
・ここまで順調に調整ができています。このまましっかり準備して日曜日を迎えたいと思います。
取材:檜川彰人
ラジオNIKKEI