「魁!海外馬券塾」(25日)
英ダービー・G1(6月4日・英
エプソム)の前日に行われる英
オークス・G1(6月3日・同)。今年はエリザベス女王の在位70周年を記念する“
プラチナムジュビリー
ウイークエンド”の連休に重なり、例年より一層華やかな祝祭ムードでの開催となる。
高低差40メートルの
エプソム競馬場は、3歳牝馬にとっては過酷極まりないコース。しかも、なぜか近年の
オークス当日は荒天が多い。雨中の
オークスで、記憶に残る独走は17年
エネイブルと21年スノーフォールだろう。
さて、今年の英
オークスで最も注目を集めるのは3戦無敗の
エミリーアップジョン。前走
ミュージドラS・G3が5馬身半差Vで、2走前も9馬身半差で勝利。ともに鞍上・デットーリの仕掛けに対し、即座に反応。他馬を置き去りにするワンサイド勝ちで駒を進めてきた。管理するゴスデン師は「
エネイブルと比べるには早過ぎるが、
タグルーダと同等の力がある」と、14年に英
オークスと
キングジョージを連勝した名牝を引き合いに出し、この3歳馬のポテンシャルを評価した。
凱旋門賞に挑む日本馬に立ちはだかった欧州3歳牝馬を過去に何頭も見てきたが、今年、その筆頭候補である
エミリーアップジョンに、ぜひとも注目していただきたい。(海外遠征コーディネーター)
提供:デイリースポーツ