いよいよ、今週から東京競馬場、中京競馬場で始まる「新馬戦」。中京最初の新馬戦は6月4日の芝1600mだが、オープニングカードにふさわしいメンバーが揃っている。そこで、今朝1日の最終追い切りのレポートをお届けしたい。
朝一番のCWで併せ馬を課したのは、新種牡馬
サトノダイヤモンドの産駒、
ダイヤモンドハンズ(栗東・
池江泰寿厩舎)。3歳未勝利の
タレントゥーサを追走する形で、最後の直線に向いてから、少し相手に離されてしまいそうになる。ただ、エンジンがかかるとしっかりと加速して、ゴールではきっちりと先着。時計は6F82.0〜5F66.2〜4F51.8〜3F36.9〜2F22.8〜1F11.2秒。追ってからの動きの良さを感じさせた。レースでは
福永祐一騎手が騎乗予定。
1回目のハローが終了した直後のCWで追い切ったのが、
ラブリーデイ産駒の
トゥーテイルズ(栗東・
藤原英昭厩舎)。
福永祐一騎手(レースは
岩田望来騎手が騎乗予定)が跨り、向正面から入場して5F追い切りだったが、3歳1勝Cの
エヴィダンシアを追走してこちらもきっちり先着。時計は5F67.8〜4F52.0〜3F36.8〜2F22.9〜1F11.5秒だった。
2回目のハローが終了した直後のCWで追い切ったのは、
ゴールドシップ産駒の
マイネルメモリー(栗東・
宮徹厩舎)。こちらは正面から入場して、3歳未勝利の
テーオーインパクトとの併せ。2馬身ちょっと追走していたが、ラスト1F標識で並びかけると、あとはゴールまで手応えよく抜け出すだけ。時計は6F84.7秒と少し遅めの全体時計だったが、動きに余裕があった。レースは
和田竜二騎手が騎乗予定。
(取材・文:井内利彰)