「新馬戦」(4日、東京)
ドウデュースが激闘を制した先週の熱気さめやらぬなか、来年の祭典を目指して若駒たちが次々デビューを迎える。中でも注目は
武豊騎乗の
エゾダイモン。海外G1馬を兄に持つ素質馬が、最もダービーの勝ち方を知る名手に導かれて初陣Vを飾るか。
ダービーから、ダービーへ。競馬の祭典が終わり、今週から2歳新馬戦がスタートする。どのホースマンも、来年のクラシックを狙える逸材との出会いに胸を膨らませる時期である。ダービー6勝目を飾った
武豊とて、もちろん例外ではない。
名手が土曜東京5R(芝1600メートル)でコンビを組むのが
エゾダイモン(牡、栗東・武幸)だ。
ドウデュースと同じ
ハーツクライ産駒。異父兄が
香港ヴァーズ2勝の
グローリーヴェイズと血筋もいい。馬主は“ウマ娘”でおなじみのサイバーエージェント・藤田晋社長で、昨年の1歳セレクトセールにおいて1億6500万円(税抜き)で落札された。
1週前は栗東CWで6F81秒4-37秒1-11秒3の好時計をマーク。
武豊は「動きは良かったね。気性も素直だし、期待できそうだよ」と高評価。武幸師も「乗り込んでも体が減らなかったし、いい形で初戦を迎えられそう」と好仕上がりを強調した。高い素質をフルに引き出し、来年の祭典を見据えたい。
提供:デイリースポーツ