競馬新聞「馬サブロー」が誇るPOGマスター、木村拓人(美浦)と塩手智彦(栗東)がお送りするPOG情報。東西のトレセンでつかんだ情報をお伝えします。
驚がくのレースレコード決着となった今年のダービー。
オークスも含めて故障馬のニュースが入ってくるのは本当に残念なのですが、どの陣営もここを目標に仕上げてのものですし、レースそのものは本当に素晴らしいものだったと思います。
本当ならば無事に走り終えるのが一番なのはもちろんですが、それだけ死力を尽くすのがダービーというレース。アク
シデントがあった馬の早期回復を願っています。勝った
ドウデュースは本当にお見事だったと思います。2400mを何ひとつ無駄のないレース運びだったように見えますし、抜けてくる時の反応もさすが。
ダービーが終わると毎年思うのですが、年々必要な距離適性が短くなっているなあと。来年こそはその考えを忘れないようにしてダービーを的中させたいと思います。
さてダービーが終われば新馬戦がスタート。POGファンに休みはありません(笑)。1週目の出走馬は既に決まっていますが、そこから指名馬を選んだ人も多いと思います。ここから
ビッグタイトルをつかむ馬も出てくるかもしれませんし楽しみ。さあ!今年度もPOGがスタートします。
とある界隈(かいわい)で馬名が話題になっている
ビターグラッセ(牝、
栗田徹、父
ルーラーシップ、
母アンソロジー)は
アナザーリリックの異父妹。今週は1日に南Wで5F68秒9-54秒0-38秒9-24秒3-11秒6を計測。19日の東京芝1600mに福永でデビューを予定。
同じ新馬戦には
グランベルナデット(牝、大竹、父
キズナ、
母ラブリーベルナデット)も出走予定。2日には南Wで5F69秒2-54秒2-39秒1-24秒3-11秒7を単走でマーク。この時期の2歳牝馬としては完成度が非常に高い印象。馬格もあって見栄えもいいですね。鞍上は戸崎圭の予定です。
ブラストウェーブ(牡、大竹、父
ハービンジャー、
母ツルマルワンピース)のデビュー戦が25日の東京芝1800mと発表されましたね。鞍上は未定ですが、改めて実馬を見てみると全兄
ブラストワンピースよりも丸みがありますね。540キロを超える割には重々しい雰囲気もないですし、今後どんな動きを見せてくれるか楽しみです。
同じレースには
レッドディライト(牡、木村、父
エピファネイア、
母ディエンティ)もルメールで出走を予定。なかなか前向きな馬のようで、馬格もあることから脚力も相当に秘めていそう。この2頭は取材の感触がいい馬同士なので、この新馬戦は今から楽しみにしています。(馬三郎美浦支局・木村)
提供:デイリースポーツ