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【エプソムC】コルテジア 脚部不安から約2年ぶり“戦友”ヴェルトに続く復活星なるか

デイリースポーツ
  • 2022年06月08日(水) 20時47分
 「エプソムC・G3」(12日、東京)

 20年きさらぎ賞を制したコルテジアが同年のダービー12着以来、約2年ぶりに戦線に復帰する。先週の鳴尾記念では、同世代のヴェルトライゼンデが約1年4カ月ぶりの復帰戦をV。3冠馬コントレイルとともにクラシック戦線を走った5歳世代の雄が、虎視たんたんと復活星を狙っている。

 ともに苦難を味わった同期に続く。先週の鳴尾記念では、21年1月のAJCC2着の後に屈腱炎で長期離脱していたヴェルトライゼンデが、約1年4カ月ぶりの復活V。脚部不安で2年以上もターフから離れていたコルテジアも、復帰戦でのタイトルを目指す。

 実は3歳の年末、21年夏の終わりと2度、帰厩できそうなところまでこぎつけていた。だが、これからというところで態勢が整わずリセット。5月頭に帰厩が実現し、そこからは順調に乗り込んでいる。

 久保田助手は「15-15も入れたらCWでもう5本。坂路にも4本入れている。これが2カ月ぶりくらいだったら、十分やれるって言える感触なんだけど、なにぶん2年。そこはやってみないことには」と慎重に言葉を選ぶ。「体重はダービーから現状で20キロくらい増えてるかどうか。輸送して競馬に行ったら10キロ増あるかないかじゃないかな。それもほぼ成長分だよ」と、決して後ろ向きではない。

 条件としても、回りの左右は異なるが、ワンターンの1800メートルは、勝ったきさらぎ賞と共通する。「もともと闘争心で走る馬。レース勘がどうなっているか分からないけれど、無くなっていなければ。調教で乗っていると、そこは十分ありますけどね。とにかく2年ぶり。そこです」と同助手。地力と仕上がりがそろえば、超のつく長期休明けでも勝負になることがあることは、同期の“戦友”が既に証明済みだ。2週続けて鮮やかなロングシュートを決めるか-。

提供:デイリースポーツ

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