成長を誓っての北海道シリーズ参戦だ。21年夏はけがで休養していたデビュー2年目の
古川奈穂騎手(21)=栗東・矢作=は、夏競馬に参戦するのは22年が初。7日は函館競馬場で自厩舎2頭の調教をつけた。奈穂は「函館に来るのは初めてで、自厩舎の馬で調教のやり方を教えてもらいながら乗りました。ウッドは最内のコースなので、追い切りでは気をつけて乗りたいですね」と気を引き締める。
5日の中京3Rで勝って22年の5勝目、通算12勝目を挙げたが、現状に満足することはない。「普段と環境が変わるし、新鮮な気持ちで頑張っていきたい。夏は札幌にも行くので、22年の夏はずっと北海道の予定です」と目を輝かせる。「幕末の頃の歴史が好きなので、五稜郭に行ってみたい」と話す21歳。師匠の矢作師からの「美浦の厩舎も来ているし、一つでも多く調教に乗せてもらって、夏が勝負だと思って頑張りなさい」という言葉を胸に技術を磨く。
提供:デイリースポーツ