9日(木)に
園田競馬場(晴 良)で行われた第23回兵庫ダービー(1870メートル戦)は、2番手追走から抜け出した1番人気の
バウチェイサーが後続に4馬身差をつける圧勝。勝ちタイムは2分04秒8。2着に7番人気の
ニフティスマイル、3着に4番人気の
ローグネイションが入った。
バウチェイサーは父
エスポワールシチー、
母エンジェルズソング(母
父フレンチデピュティ)の牡3歳・栗毛馬。通算15戦5勝、重賞3勝目。
笹田知宏騎手は6度目の騎乗で初の兵庫ダービー制覇、
新子雅司調教師は2013年
ユメノアトサキ以来の兵庫ダービー制覇となった。
レース後のコメント
1着
バウチェイサー(
笹田知宏騎手)
「
菊水賞が不甲斐ない内容だったので、前回の
兵庫チャンピオンシップでは今日につながるように、しっかり気合をつけて前半から出していきました。
それが前半からの動きにも出ていました。それと(新子)先生がしっかり仕上げてくださいました。道中の手応えも良く馬を信じて乗りました。(最後の追い出しは)もう少し待ちたかったのですが、手応えが良すぎるぐらいだったので、あのタイミングになりました。
ダービーの重みはわかっていますが、改めて勝つと、頭が真っ白になります。今日は大勢のお客さんの前で勝つことができ、本当に嬉しく思います。これからも園田競馬を盛り上げていけるよう頑張ります」
2着
ニフティスマイル(
井上幹太騎手)
「返し馬の感じは良かったです。今日も元から控えてレースを運ぶつもりでした。内で控えて、というイメージ通りの競馬でした。最後もしっかり伸びてくれました」
3着
ローグネイション(
杉浦健太騎手)
「折り合い面の成長が見られ、それが最後の伸びに繋がりました。ただ、位置取りが後ろでしたから、この流れでは厳しいものがありました。能力の高い馬です。よく頑張ってくれました」
4着
ベラジオボッキーニ(
吉村智洋騎手)
「枠が枠なだけに乗り難しさが出ましたね。枠に左右されるところがありました。
菊水賞の二の舞にならないように気をつけました。展開は少し出している分、良い位置に収まってはいますが、そこまでに脚を使う形になり、そこが少しもったいなかったですね。でも、この枠から
菊水賞の二の舞にならなかっただけでも、出来ることは出来たと思います。まだ伸びしろは大きそうです。この先も楽しみです」
5着
サヨノハッピー(
田野豊三騎手)
「後ろからジックリ構えて、(ラスト)3Fにかける競馬をしました。そのイメージ通りの競馬ができました。もう少し伸びるかと思いましたが、最後は脚が上がり気味でした。でも、本当に良く頑張ってくれました」
(取材:檜川彰人)
ラジオNIKKEI