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宝塚記念・G1」(26日、阪神)
JRAは9日、
宝塚記念ファン投票最終結果(有効投票総数223万2089票)を発表した。1位は19万1394票を獲得した
タイトルホルダー。
天皇賞・春を7馬身差で圧勝した長距離界のエースが、21年の
年度代表馬エフフォーリア(2位)に2869票差をつけてトップの座を射止めた。出走予定馬では
大阪杯でG1初制覇を達成した
ポタジェが、関東の両馬に続いて4位にランクインした。
天皇賞・春の圧勝劇がファンの心を動かした。19万13494票を獲得した
タイトルホルダーがファン投票1位となった。栗田師は「多くの支持を頂いてありがたいです。そして責任も感じています」とファンに感謝の気持ちを伝えた上で、自らの襟を正した。
21年秋の
菊花賞でG1初V。続く
有馬記念は5着に敗れたものの、
天皇賞・春ではハナを奪い、後続を寄せ付けず、2着
ディープボンドに7馬身差をつけた。力の違いを見せる快勝にも、師は楽観視していない。「今回は行く馬がいるので厳しいレースになると思います。それも含めて競馬ですから」。徹底先行型の
パンサラッサが参戦するため、レースの組み立ては難しくなる。ただ、こうした状況下で結果を残せば、さらに本物の強さを手にすることができる。真価が問われる一戦だ。
ここを勝てばG13勝目となり、名実ともに古馬王道路線をけん引する存在になる。そうなると今後の選択肢は広がる。「あくまでも今回の結果次第になりますが、秋には
凱旋門賞・G1(10月2日・仏パリロンシャン)も考えてます」と師。世界進出を果たすためにも、上半期の
グランプリで自らの力を誇示してみせる。
提供:デイリースポーツ