「
マーメイドS・G3」(19日、阪神)
待望のタイトル奪取へ、機は熟した。昨年2着馬
クラヴェルは、その後重賞戦線で活躍。G1の
エリザベス女王杯でも3着に奮闘した。前走の
日経新春杯こそ8着に終わったが、骨っぽい牡馬相手のG2戦では、情状酌量の余地がある。昨年のリベンジを果たし、秋の大舞台を見据える。
福島牝馬Sは5着に敗れた
ルビーカサブランカは、出遅れて最後方からの追走。メンバー最速タイの上がりで追い込んだものの、直線の短い福島ではこれが精いっぱいだった。器用さに欠け、近2戦は小回りが合わなかった印象。2勝を挙げる阪神で本領発揮といく。
マリアエレーナは
京都記念8着以来の実戦。2走前の
愛知杯2着が示す通り、牝馬限定戦のG3なら力は上位だ。
新潟大賞典は9着と1番人気を裏切った
アイコンテーラーだが、先行勢には厳しい展開も災いした。牝馬同士で改めて。叩き3戦目の
ソフトフルートもそろそろ走り頃だ。
毎年のように好走する格上挑戦組の注目は
ヴェルトハイム。前走の
シドニーTは4着に敗れたが、良発表ながら降雨の影響で緩んだ馬場に切れ味をそがれた。力負けではないだろう。軽ハンデは確実で、底力では決して見劣らない。
提供:デイリースポーツ