現地時間14日、英国競馬伝統の
ロイヤルアスコット開催が
アスコット競馬場で開幕。G1は3レースが組まれ、クイーンアンS(4歳上・芝1600m・7頭・1着賞金約34万
ポンド=5500万円)は、道中先団につけた1番人気
バーイード(
Baaeed、牡4、J.クロー
リー騎手)が最後の直線で追いすがる2番人気の
リアルワールド(
Real World、牡5、D.タドホープ騎手)を突き放し、1.3/4馬身差をつけて優勝した。勝ちタイムは1分37秒76(良)。
さらに4馬身差の3着には、ハナを奪ってペースを握った
オーダーオブオーストラリア(
Order of Australia、牡5、R.ムーア騎手)が入った。
父
Sea The Stars、
母Aghareed、
その父Kingmamboという血統で、全兄に今月3日に
エプソム競馬場で行われたコロネーションC(英G1)覇者
フクム(Hukum)がいる。
昨年6月にデビューし、そこから4連勝。G1初挑戦となった9月のムーランドロンシャン賞(仏G1)で2020年の
BCマイル覇者
オーダーオブオーストラリアを退けてタイトルを手にした。その後、10月にクイーンエリザベス2世S(英G1)を勝利しG1を連勝。
今年5月のロッキンジSで連勝記録を「7」に伸ばし、ロンジンワールドベストレースホースランキングで世界ランキング1位に。ここまでマイル戦を中心に使われ続け、今回の勝利でデビューから無敗の8連勝を達成すると同時にG1・4連勝を飾った。