6月26日(日)に阪神競馬場、芝2200mで行われる
宝塚記念。先週9日に発表された、ファン投票の最終結果では10万票を超えて7位にランクインした、三冠牝馬の
デアリングタクト(栗東・
杉山晴紀厩舎)。1週前の特別登録を行っており、出走の意向。今朝15日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。
1回目のハローが終了した直後のCWで
松山弘平騎手が騎乗して、
トウシンモンブランを追走。6F標識手前では2馬身ほど後ろから追いかける形だったが、この時点でかなり気持ちが入った走り。
5F標識を過ぎたところで13秒台のラップを踏むと、3コーナーから4コーナーもスピードが落ちることがなく13秒台。4コーナーを回るところでは、内から前を追い抜いて、最後の直線は1頭で走る形だった。
1頭になっても気を抜くようなところはなく、しっかりと推進した走り。前走時は少しこじんまり感じたス
トライドも今回は頭の位置が前走時よりも低くなっている分、好調時のそれに戻ってきた。
気持ち面で前向きすぎるのかなと思う部分もあるが、時計が6F78.9〜5F64.4〜4F51.0〜3F37.2〜2F23.7〜1F12.0秒と決して終い止まっているわけではないので、この馬のリズムで走ったらこの時計が出たといった感じ。この走りは意欲的な1週前追い切りと捉えたい。
(取材・文:井内利彰)