6月19日(日)に東京競馬場で行われる
ユニコーンS(GIII)に出走予定の
セキフウ(牡3、栗東・
武幸四郎厩舎)について、追い切り後の
武幸四郎調教師のコメントは以下の通り。
「初の海外遠征でしたが、2走とも特にトラブルなく良い状態で頑張ってくれたと思います。
一度帰国して検疫に入れて、疲れを取って、このレースを逆算して、トラブルなく来ています。
間が空いていて、一度楽をさせていますので、(1週前追い切りは)ある程度しっかり負荷をかけて、調教で動く古馬のオープン馬(
エブリワンブラック)と併せました。先週は辛そうでしたが、あれで良くなると思います。
セキフウもオープン馬なので、そういう馬と調教して力をつけていってくれればと思います。デムーロ騎手は今日も乗って『先週よりずっと良い』ということだったので、思い通り来ているのだと思います。
(今日の追い切りは)長い距離はいらないので、どんな感じか見てもらいました。(デムーロ騎手は)『先週より良い』ということなので、レースに向けて上がってきていると思います。
2歳の頃はちょっと注意力散漫でチャカチャカしていましたが、最近、特に海外から帰ってきてからは、楽をさせたこともありますが、精神的にはどっしりしてきたのかなという感じはします。
(今回は)サウジダービーとほぼ同じ形態のコースです。(サウジダービーは)砂をかぶって一度下がってしまいましたが、それでも2着に来てくれたので、
セキフウには合っているコース形態だと思います。
(作戦は)スタートと枠次第ではないでしょうか。芝スタートは関係ないと思います。あまり速い方ではないので、枠順が出てどうなるか、ですね。デムーロ騎手は全部性格が分かっているので、いろいろ考えて乗ってくれると思います。(この馬は)生ずるい、やめるところがあるのを(デムーロ騎手は)よく分かっているので、安心して任せています。
オーナーと一緒に海外へ行って、何とか勝ちたかったのですが、勝てずに悔しい思いをしました。今度は日本で頑張って、また海外に行ける馬になってほしいと思っています。ここから頑張っていきたいと思います。応援よろしくお願いします」
(取材:山本直)
ラジオNIKKEI